木村 健二郎  きむら けんじろう  1896,5,12 弘前市 生  1988,10,12 没
 無機化学者・理博
一高を経て1920年東大化学科卒。柴田雄次の下で希元素の地球化学的および分析化学的研究に従事。1923年東大助教授、分析化学研究のためコペンハーゲンのボーア研究所および仏・米に留学、帰国後新設の分析化学講座担当。1933年教授。1964〜69年東京女子大学学長。研究領域は分析・無機・地球・放射化学(ことに希土類元素の)。多くの化学者の育成に尽力。1936年理研の仁科善雄と協力して原子核反応を研究しウラン237の新核種などの発見、廣島・長崎の爆撃が原子爆弾であることを確認。日本化学会会長。日本分析化学会会長。1945年学士院賞授章。1973年勲一等瑞宝章授章。
[ 著書] :「無機定性分析」/「無機定量分析」
櫻井錠二との関連
 1920年東大化学科卒、1933年教授。/第23回櫻井褒賞受賞者 東京化学会会長
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